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歯科経営の新分野! 歯からはじめる全身のアンチエイジング

写真-ジョギング

こんにちは!
ICTコンサルタントの山久です。

今回は「歯のアンチエイジング」をテーマにお話しさせていただきます。
さて、これまで歯科医療と言えば虫歯や欠損に対する修復、歯周病に対する処置や管理が主とされてきました。

しかし、ご存知のとおり、虫歯が今後減少していくといわれていること、歯科医師が供給過剰状態であることを考えると、虫歯や歯周病の治療だけでは経営が先細りになってしまいます。
そうならないためにも、今後伸びる可能性のある分野に挑戦することが必要です。
その1つが歯のアンチエイジングなのです。

歯のアンチエイジングとは~自費診療増・新患獲得へ

「心身ともに健康で、いきいきと過ごすこと」

――多くの人に共通する願いですね。
この願いを歯や口腔、口元の健康を通して少しでも近づくよう、知識と技術を提供するのが歯のアンチエイジングです。
歯を美しく健康にすることは、老化を防ぎ全身を健康にすることにつながります。
すなわち、歯のアンチエイジングは全身をアンチエイジングする第一歩といえるのです。

長寿社会では健康を長く維持することが理想です。
歯のアンチエイジングに今後の需要が見込まれているのは、そのためなのです。
患者さんにも、歯のアンチエイジングの重要性を伝えていきましょう。

歯のアンチエイジングに取り組む3つのポイント

イラスト-健康な歯

歯のアンチエイジングには、3つのポイントから取り組むことができます。

①セラミック(ノンメタル)治療

「健康の妨げとなる異物を口から排除する、または口に入れない」という観点です。
従来は、大きな虫歯の治療には、重金属(アマルガムなど)を使用していました。しかし、口の中では金属は溶け、体内に毒素を蓄積させます。毒素の蓄積は活性酸素の発生にもつながり、老化を引き起こします。
これを取り除き、レジンやセラミックで治療することで、全身の健康と老化の防止を目指すのです。

②咬み合わせから全身機能を回復

「咬み合わせを整え、噛む、話す、飲み込む機能を改善する」という観点です。
不正咬合はさまざまな症状を引き起こします。
たとえば、顔の歪み、頚椎圧迫による手足の痺れ、免疫力低下、消化器系障害など。アルツハイマー型認知症の危険因子であるという報告もあります。
咬み合わせの改善により、これらの予防が期待できるほか、噛む・話す・笑う・呑み込む機能の改善で、認知症予防にも効果が見込まれます。

③美の維持・回復

「歯や口元の容貌を維持する、または自然な美しさに回復する」という観点です。
歯や歯肉の色・形、歯並び、口元の若々しさは、心に余裕をもたらし、積極的な行動を促します。
矯正やホワイトニングのほか、歯肉マッサージ、デンタルエステ(リップエステや法令線対策)など、多様な広がりを期待できます。

歯のアンチエイジングに取り組む3つのポイント

今回お伝えしたことをまとめます。

・歯のアンチエイジングは、健康長寿の実現に有効。患者さんにもその重要性を伝える
・歯のアンチエイジングには、セラミック(ノンメタル)治療・咬み合わせの改善・美の維持と回復 の3つのポイントからアプローチできる

歯のアンチエイジングには、工夫やアイデア次第でさらに多様な広がりが期待できます。
また、今後より詳しくお伝えしたいこともございます。
それらについても、また別の機会にお話しさせていただきたいと思います。
ではまた!

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